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シューマンとシューベルトを聴くため春の信州・安曇野に出かけた(2011年4月) (1)


演奏会の記録はこのへん

2011年4月10日 撮影/2016年2月16日 掲載

震災後、はじめての遠出。確か東京を出た頃は曇っていて、あまりよい天気ではなかったのだが、信州に近づくにつれて雲が晴れていったのだった。すばらしい春の陽気の中、花に埋め尽くされた甲斐から信州へと抜ける山の中の鉄路をゆく。空は青く輝き、遠くに見える山なみの雪はまぶしい。東京を後にしてから、闇が遠のき、(メタファーとしての)光も増したような錯覚さえあった。穂高駅のプラットホームの上で山を眺めながら食べた駅弁、おいしかったなあ^^ (新宿で買った駅弁のことではない。次のページに出てくる駅弁)

松本駅で穂高に向かう電車を待っていたら、出発前の電車の中でそばをすすっている人がいて驚いた。そばつゆのいい匂いも漂っていた。「さすが信州だなあ」とツイッターでつぶやいたら、信州出身の方から「そんな人、見たことありません」というリプライが飛んできた(笑) 電車の中でそばをすすっていた人は何者だったのだろう(謎)

あづみ野コンサートホールは穂高駅から少し歩くのだが、都心で薄汚れた空気の中を人をよけながら歩くのと違い、うららかな春の陽気の中、のどかな田舎道をのんびり歩くのは心地よかった。土の匂いや草の匂いが心地よいなあと。そうは言っても、これはすばらしい天気に恵まれたからの話で、もし天気が悪かったらまた違った印象だっただろう。ホールは小さくて居心地がよく、親密な雰囲気の中で音楽を聴くことができる贅沢な場所だった。(ここのピアノはベーゼンドルファーです)

 

東京 ~ 勝沼ぶどう郷駅(山梨・甲州市)

 

 

勝沼ぶどう郷駅(山梨・甲州市)

 

 

 


その2につづく

 

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